January 07, 2011

Vol.5 60年代と80年代

これまで70年代、77,76,78年を講義してきましたが、70年代がどんなところから来て、どんなところに向かっていたのかを検証するために、今回はその前後、60年代と80年代を取り上げます。この番組は「自分にとって懐かしい曲」を選曲しているのではなく、現在にも脈々と通ずる“何か”を持った音楽を紹介しているつもりです。

Like A Queen feat. SOULHEAD / Shiplaunching / 冨田ラボ

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1曲目はアルバム『Shiplaunching』から。2年休んだ後の復帰第一弾だったので、おもしろいことができたらいいなと思い、作詞をヴォーカリストじゃなくて、作詞家でもなくて、詞も書くアーティストが賛同して書いてくれたらいいなって思って、吉田美奈子さんにお願いしました。結果、この方法がアルバムのテーマにも結びついていきましたね。


I Remember You / The Touch Of Your Lips / Nat King Cole

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60年代のシンガー、ナットキングコール。ノスタルジックといいましょうか?でも僕にとっては生まれる前なので、ナツメロではありません。60年代に完成に至ったともいえるこういった音楽は、ビートルズを初めとするブリティッシュ・インベイジョンなどのムーヴメントに駆逐されてしまいました。パンクムーヴメントによって70年代の音楽が駆逐されたのと似ていますね。


【BGM2】By The Time I Get To Phoenix / Motions & Emotions / Oscar Peterson

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ナットキングコールは「ピアニストで歌もうまい」という人だったんですけれど、同じ立ち位置だったオスカー・ピーターソンに「僕は歌メインで行く」と言ったら、オスカー・ピーターソンは「じゃ、僕はピアノで行くよ」となったらしいです。経済的には大きく人生を分けたふたり。でもそれぞれに素晴らしい音楽を生み出して、ふたりとも人生に悔いはなかったと思います。


Barefoot In Baltimore / The World In A Seashell / The Strawberry Alarm Clock

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続いては駆逐した側(?)。イギリスではありませんが、ストロベリー・アラームクロック。90年代以降の解釈では「ソフトロック」というくくりで良いのでしょうか?サイケっぽくもあり、「サイケデリック」はビートルズ、ビーチボーイズなどが落としていったものと考えて良いのでしょうかね?60年代後半はみんなサイケデリックになっていきますね。


Paradise / Lite Me Up / Herbie Hancock

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70'sの完成型といった意味でハービー・ハンコックを。82,83年頃までは「70年代ポップス」の精度が人力でどんどん上がって来ました。85年以降増えた「プログラミング」は、89年頃までは「なんか聞けねーや」っていうものも多かったんですね。プログラミングの精度が上がって人力か機械か判らない状態に慣れた今現在の耳でも、80's前半はリズムやピッチ的な精度が洗練されていたことが判ると思います。


Memory Serves / Memory Serves / Material

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マテリアル。ビル・ラズヴェルというベーシストでプロデューサーがやっていたユニット。アンダーグラウンドやヒップホップ、ワールド・ミュージック的なものをJAZZやポップスと結びつけていた人。サンタナやマイルスのリミックスもかっこ良かったです。機会があったらかけたいと思います。アート・リンゼイを迎えたゴールデンパロミノスも聞いてみて下さい。



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2011 01 07 [1960年代, 1980年代, 日記・コラム・つぶやき, 音楽] | 固定リンク